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監査報告書の提出期限|会社法における決算の流れも併せて解説

監査報告書の提出期限はいつでしょうか。

この記事では監査報告書とはどのようなものか説明したうえで、提出期限や会社法における決算の流れを解説します。

監査報告書とは

監査報告書とは、監査人の監査意見をまとめた報告書で、財務諸表等の計算書類が、正確に表示されているか否かについての監査意見が述べられています。

第三者である監査人の意見により、投資家などが会社がどのような状態であるか正確に認識できる書類です。

正しく会社の状態を知ることができる書類になります。

監査報告書の提出期限とは

会計監査人による監査報告書の提出期限は、株主総会の1ヶ月くらい前です。

会計監査人の監査報告は監査役会に報告しなければならないため、監査役会に間に合うように作成しなければなりません。

そして、その後に株主総会開催までに総合的な手続きも必要になります。

これらのことを考えると、株主総会の1ヶ月前が妥当と考えられますが、それより早めにできていた方が安心できます。

会社法における決算の流れ

会社法における決算の流れは以下のようになっています。

  1. 決算整理前残高試算表と明細表を作成
  2. 棚卸と資産・負債の確認
  3. 決算整理仕訳
  4. 決算書を作成
  5. 株主総会での承認

それぞれについて説明します。

決算整理前残高試算表と明細表を作成

各勘定科目の借方と貸方の合計差額の残高を集計した残高試算表と、取引内容の勘定科目の内訳を詳細に記した明細表を作成します。

これら2つを利用し、年度内の取引内容の仕訳、計算が正しくできているか確認します。

棚卸と資産・負債の確認

決算段階にある在庫数を数え、その金額を算出した後、事業費用の合計から在庫分を引いて純粋な費用を出します。

また、同時に未処理の取引も整理する、決算整理も行います。

決算整理仕訳

記帳時点と決算時点で生じるズレを最終的に修正する決算整理仕訳に取り掛かり、決算書の作成に必要な数字を確定させていきます。

決算書を作成

試算表に問題がないかチェックしてから決算書の作成に入ります。

決算書とは会社の経営状況や財務状況を示す書類で、内容は会社の種類によって異なります。

株主総会での承認

計算書類に分類されるものは、すべて定時株主総会での承認が必要です。

したがって、決算書も株主総会で承認されなければいけません。

まとめ

監査報告書の提出期限、会社法における決算の流れについて解説しました。

監査報告書の提出期限は株主総会の1ヶ月くらい前です。

決算書の流れは、残高試算表と明細表の作成に始まり、株主総会での承認で終了になります。

 

監査報告書は公認会計士にお任せください。

提出期限に間に合うように作成いたします。

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