会計監査とは

「会計監査」では、具体的に何を対象として監査が行われるのかご存知でしょうか。今回は会計監査について説明していきます。

会計監査とは、行政や企業などが作成した財務諸表などの会計書類を、各法令に基づいて判断し、問題がないかチェックすることです。会計監査は利害関係者に関わるため非常に重要です。また、会社法や金融商品取引法に記載されている条件を満たしている企業は会計監査を受けることが義務付けられています。会社に対して利害関係のない第三者の立場である会計監査人のみが会計監査を行うことができます。

そもそも会計は「財務会計」と「管理会計」に分けられ、会計監査の対象となる会計は、財務会計になります。
「財務会計」とは、企業外の投資家・債権者・税務署などの利害関係者に対して、企業の財務状況を報告するために行う会計のことです。

一方、「管理会計」とは経営者が企業をマネジメントするために必要な情報をまとめた会計のことです。
すべての会社は財務会計を行う必要がありますが、管理会計は義務付けられていません。管理会計に関しては、会社によって導入状況ややり方が異なる場合があります。

また、会計監査は、会計監査を義務付ける法律によって大きく３つに分けることができます。

・金融商品取引法による会計監査
主に上場企業に対して行われる会計監査のことを指します。

・会社法による会計監査
会社法の大会社に対する会計監査のことを指します。会社法の大会社とは、最終事業年度に関わる貸借対照表の資本金が５億円以上、または同負債の部の合計額が２００億円以上の株式会社のことです。

・その他の会計監査
学校法人や独立行政法人などの会計監査のことを指します。

監査法人ウィズでは、全国で会計監査のご相談を承っております。会計監査、会計コンサルティングのご相談やお困りのことがございましたら、お気軽に監査法人ウィズまでご相談ください。